2022年10月5日:ニュージーランドの自動車販売店が減っている理由と今後の動向
ニュージーランドで暫くぶりに、自動車販売店の登録数が3000社を下回った。2022年9月初旬には3004社あった登録数が、月末には2994社に減ってしまったという統計がでた。少し前の7月のデータを見てみると3020社、8月初旬には3012社、9月末までにジワジワと減少傾向にある。
コロナ禍の影響は大変大きく、私の周りでも、長い困難な時期を耐え忍んだ企業もあれば、撤退した企業も多い。街中を車で走っていても、特に中古車販売店は入れ替わりが激しく、『あれ、ココにあったお店がない』とか『別の会社になっている』とか『こんな場所に新しい車屋さん』というのが日常茶飯事なのである。パンデミックが過ぎ去り、安定した市場に戻るのではという期待も大きいのだが、個人的には、新車ディーラーはポジティブな期待を持っているかもしれないし、実際活気は戻りつつあるが、中小の中古車販売店にとっては、コロナ禍以外でも、クリーンカーディスカウントに伴う車両判別、日本の中古車価格高騰の問題など、まだまだ試練の時期が続くのではないかと思う。